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住宅ローンの頭金について


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●頭金を十分に用意できないときどうするか

頭金が十分に用意できない場合は、大きく分けて3つの方法があります。

①目標額を貯めてから購入する
②頭金が低くても借りられる住宅ローンを探す
③親からの援助

●目標額を貯めてから購入する
これは、安全性を重視した理想的な選択肢です。

この目標を達成するコツは具体的な目標を持つこと。
漠然と「○○○万円貯める」はなく、○年後に○○○万と思うなら、毎年○万円だから、毎月○万円の貯蓄をする、という感じでプランニングします。

●頭金が低くても借りられる住宅ローンを探す
住宅ローンには様々な種類があるので、2割より少ない金額しか頭金が用意できなくても使える住宅ローンはあります。
これを使う場合、必要なのはしっかりとした年収があり、信用力と返済能力が保障されなくてはなりません。

また普通より多くお金を借りることになるので、それなりのリスクを背負うことを覚悟する必要があります。

●親からの援助
親からの援助、と言うのはカンタンなのですが、これには「贈与税」というものがかかる場合があります。

親からの援助を受ける方法としては2つ。
「相続時清算課税制度」と「親から借入をする方法」

【相続時清算課税制度を使う】
3500万円までの贈与については非課税となり、月々の支払が軽減されることから利用する人も多い方法です。
この制度を活用する場合は、税務署への申告手続きが必要となります。

【親から借入】
親の援助でもただ借りるだけでは贈与と変わりないと判断され、贈与税がかる可能性があります。
借入の契約書を書面で用意して返済している証拠を通帳などで残し、利息も支払うことです。

特に「相続時清算課税制度」は親の援助を受けられるのであれば、有効な方法といえます。
返済がかなり軽減されるので、検討してみてはいかがでしょうか。

●全てをつぎ込むな
残しておきたい金額の目安として、収入がストップしても半年は最低限生活ができるだけの金額を確保しておいてください。病気やケガなどで収入が大幅に減ったり、あるいはなくなることも考えられます。


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